本年度を締めくくる「令和6年度修業式」が、すっかり春の空気に満たされた体育館で行われました。
1・2年生だけの体育館は、後方にぽっかりとできた空間が寂しさを感じさせますが、それも今だけ。すぐに、いつもの「夢中!熱中!愛二中」が戻ってきます。その前に、本年度のすべての課程が修了した証である修業証が学年代表に授与され、令和6年度も終わりを迎えました。
校長式辞では、この一年間、様々なことに挑戦し続けた姿勢と、その成果として多方面で見られた成長について高く評価いただきました。また如何なる時も他人をいたわることのできる強さと優しさを、二中生一人一人が大切に育んでいくよう、お話しされました。そして校歌3番の歌詞「南第二の学舎に 創るの校訓(おしえ)究めなん」の中にその精神が宿ることを、改めて示していただきました。校歌を歌うたびに、思い出せるように。
生徒代表のことばでは、堂々とした態度で、真っ直ぐな気持ちを美しい言葉にのせ、今年一年間の振り返りと来年度に向けての決意を発表してくれました。多くの生徒の敬意と共感が、温かい拍手となって体育館を満たしてくれました。


本日5校時、1年生は建築士の方々による防災講座を受講しました。
阪神淡路や熊本、能登の大地震の恐ろしさを例に、倒壊する家屋が自分の命や地域の人々の命を脅かすということを学びました。さらに、倒壊模型による耐震化の重要性について実演していただくとともに、今すぐできる地震対策として、様々な家具転倒防止の方法についても教えていただきました。また、14時46分には全校で東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げました。




自分や周囲の人を大切に、より良く生きていくための学びの機会として、1年生が「性に関する教育」を行いました。
本年度はテーマを「自分も相手も大切にしよう」として、3回に分けて(2/20、2/27、3/6)全クラスで実施しました。
NPO法人ピアリンクえひめより、ピアっ子のみなさんを講師としてお迎えし、グループワークを中心とした授業を行っていただきました。
(ピアっ子とは、思春期ピアアクティビスト養成講座を受講された大学生の方々のことです。)
どの講座でも、生徒たちは夢中になって話し合いや活動に取り組んでいました。そして、自分と相手の考え方や感じ方の違いに気付き、その違いを尊重し合うことが大切だと感じることができた様子でした。
これからも日々、大人に向かって成長を続けていく中学生。自分で考え、判断し、意思決定する力を身に付けて、より(夢中!熱中!できる)良い人生を歩んでほしいと願っています。



3年生は、今日が義務教育最後の給食の日でした。
9年間で食べた給食の回数は、約1,400回(!)。総摂取カロリーは、約864,000kcal(!!)※。
仲間と一緒に食べる給食は、いつも特別なものだったということを実感しながら過ごした50分間でした。
ありがとうございました。そして、ご馳走さまでした。

※総摂取カロリーは、個人差があります。
2月23日(日)、松山市主催の群読コンクールが行われ、本校から6人が参加しました。
群読とは、詩や物語を集団で分担しながら朗読する活動のことで、ことばの合唱と言われています。このコンクールは「ことばを大切にするまち松山」で、群読を通してことばを合わせて心を一つにすることで「ことばのちから」を育むことを目的として開催されるもので、今回で17回目となります。
「ミナミー2」と名付けられた二中生チームは、昨年、1年生の教科書に掲載されている「未確認飛行物体(入沢康夫)」という詩を選び、コンクールに挑戦しました。そして今年、メンバーを一部入れ代えて同じ題材で再挑戦しました。ことばの一つ一つに想いを込めながら何度も練習を重ね、心を合わせて本番を迎えた結果は…。昨年度の銅賞から大きく飛躍し、見事、中学生・高校生部門金賞受賞を果たしました!
審査員から「この詩の世界観をよく表現できていた」とご講評をいただいたとおり、ミナミー2の空飛ぶやかんの大冒険は、砂漠のまん中に美しい花を咲かせることができたようです。
