本当に失ってはいけないもの
あいにくの空模様となり、本日の体育大会練習は、競技練習も応援練習も体育館などの室内での実施となりました。運動場で活動するよりも、ずいぶん狭い空間での練習とはなりますが、どの場面を見ても、生徒たちの顔つきは真剣そのものです。
特筆すべきは、最高学年である3年生たちのリーダーシップです。1,2年生の前で堂々と指示を出し、圧倒的な熱量で練習に取り組む姿に、後輩たちは学ぶものが多く、目指すべき先輩像を体現していると言えます。
今日、こんな場面がありました。
練習中に、生徒同士が少々熱を帯びた口論をしているのです。どちらも一生懸命に活動しているのであれば、青春ドラマの1シーンのように思えますが、今回はそうではありませんでした。必死でやっている片方に対して、消極的な態度で取り組むもう一方。学校行事の前段階においては、よくみる光景ですが、そのときに聞こえてきた「もう、ほんならせんでいいやん。」の一言にずいぶん考えさせられました。
何のために、体育大会をするのだろう。何かで1番になるためにやるのだろうか。昔、女性国会議員さんが連呼していたフレーズを思い出しながら、1冊の本を開きました。
「学習指導要領」。聞いたことのある方も多いかもしれませんが、簡単に言うと、教員の教科書です。そこに、体育的行事(体育大会を含みます)とは、
「心身の健全な発達や ・・・ 運動に親しむ態度の育成,責任感や連帯感の涵養,体力の向上などに資するような活動を行うこと。」
と書かれてありました。そう考えると、
モチベーションの低い仲間を厳しく責めることが責任なのか、苦手なことを投げ出して運動の得意な者だけで盛り上がることが一体感なのか。うーん。
やはり、本当に失ってはいけないものが、学校には溢れています。
明日からも、自分の責任を果たし、仲間を大切にしながら活動する二中生がたくさん見られることを楽しみにしています。頑張れ、二中生!
追伸
今日取り上げた1場面は、標題の内容を考えるための、完全フィクション作品です。