南第二中学校の体力水準は…
2023年1月18日 15時18分本校では、生徒の体力水準を計るために、第1学期(4・5月)に体力テストを実施しています。
本年度の結果は、下表のとおりです。(表中の「南第二中」は、各学年男女別の平均値。「愛媛県」は、令和3年度の全県調査による公表値。)
元気な学校生活を送るためにも、健康はとても大切です。体力は、健康の保持増進やスポーツに取り組むときの原動力となります。
そこで、本年度の調査結果から、本校生徒の体力について分析してみました。
1 二中生の体力水準
体力はいくつかの要素に分けられます。ここでは、筋力、柔軟性、調整力(巧緻性)、瞬発力、持久力の5項目について、愛媛県の中学生と比較します。
① 筋力
「握力」「上体起こし」から見ることができます。
二中生は、男女ともに握力が弱い傾向が見られます。一方、上体起こしは全学年、男女とも県平均を上回っており、力強さは負けていません。
② 柔軟性
「長座体前屈」から見ることができます。
二中生は、ちょっと身体が硬そうです。
③ 調整力(巧緻性)と瞬発力
「立ち幅跳び」「ハンドボール投げ」から見ることができます。
二中生は、ボールを投げる動作や瞬間的に力を引き出すことがやや苦手なようです。
④ 持久力
「上体起こし」「持久走」「20mシャトルラン」から見ることができます。
二中生は、運動を我慢強く続けることが苦手なようです。
2 体力を向上させるために
体力をつけると、長時間身体を動かすことや複雑な動きに挑戦することができるようになります。また、子どもの時に運動の基盤を整えることで、生涯を通じて運動に親しむ習慣が身に付くことも期待できます。
二中生に限らず、子どもの体力は年々減少してきています。その一番の原因は生活習慣の変化と考えられ、身体を動かす経験が減ってきていることが影響しています。
そのため、体力を向上させるためには、生活の中で意図的に体を動かす機会を設けたり、環境を整えたりすることが必要になります。
しかし、今の生活や環境を変えることは、そう簡単なことではありません。
そこで、先ずは自分の体力水準を把握することから始め、生活習慣を見直していく中で、身近に実践できることに、自ら進んで取り組もうとする意欲や姿勢を持てるようにしていくことが大切です。
今後本校で行う諸活動において、以上のことを踏まえ、生徒たちがより活発に活動できるよう支援していきたいと考えています。ご家庭でも「早寝早起き」「バランスの取れた食事(特に朝食)をする」など、健康的な生活を過ごしていただくことで、二中生の体力アップに繋げていけるよう、ご協力をお願いします。